医療法人かただ整形外科｜AKA-博田法｜小田原市下大井の整形外科、リハビリテーション科

1回の治療時間は約5分間です。その後は1～2カ月に1回治療します。
寛解までの期間は急性の場合は1週間から1カ月、まれに2～3カ月かかります。慢性の場合は徐々に改善していきますが、3カ月～半年になることもあります。

当院では発症後5年以上たってから来院する慢性の患者さんがほとんどですので半年程度かかる場合があります。

AKA-博田法は仙腸関節という骨盤のつなぎ目の関節が動かなくなった状態を治療して正常に動くようにする治療法です。仙腸関節が動かなくなった症状には腰痛、臀部痛、大腿から下肢に向かっての痛みやしびれがあります。歩行中に下肢がしびれる、あるいは痛くて歩けなくなるという症状もよくあります。

整形外科では腰痛症、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などという病名がつけられていますが、そのほとんどに仙腸関節の障害があります。こうした疾患はAKA-博田法で症状が改善します。

AKA-博田法は骨盤のつなぎ目の仙腸関節を1ミリ動かすだけですから、妊娠の経過には影響はありません。しかし妊娠3カ月までは妊婦の身体、精神上不安定な時期ですからそれを過ぎてからのほうが心配なくAKA-博田法を受けられます。

現在の予約は7～8カ月待ちです。（2020年3月時点）
以前予約をしないで診療をしていたときは、待合室での待ち時間が6～8時間に及ぶことが多かったので、その混乱を避けるために予約をとりいれました。

予約は関東地方の患者さんが多く、そのほか中部、関西、中国四国、九州、沖縄、東北、北海道からも予約がはいっています。ただし遠方で通院に不自由があるときは私が推薦する日本関節運動学的アプローチ（AKA）医学会認定指導医を紹介することもあります。

再診でAKA-博田法の予約を取りたい場合は、そのように電話で申しつけてください。1～2カ月以内に再診の別枠で予約が取れます。またキャンセルがあれば早期に予約が取れることもあります。

診療時間内に電話で予約をとってください。近隣の患者さんは予約なしでも通常の腰痛治療をしますが、もし必要であればAKA-博田法を行います。
遠方の患者さんは予約をとってからご来院ください。

AKA-博田法は治療法としては、まだ保険診療にとりいれられていません。しかし診察自体は保険診療です。保険証をお持ちください。予約をした場合は別途予約料（4,400円（税込み））がかかります。

腰痛の原因はまれに腫瘍や骨折（がんの転移）などが含まれています。当院ではAKA-博田法おこなう際にレントゲンを撮ることにしています。以前MRIなどを撮影された場合はご持参いただけると参考になります。

車では東名高速の大井松田から国道255線を小田原方面に約7～8分走り、下大井交差点の標識や広告看板に従って右折するとすぐにみつかります。国道1号線や小田原厚木道路からも国道255線で同じ交差点で左折して行くことができます。

電車では小田原駅からはタクシーで約20分（約4,000円）、小田急線の栢山駅からはタクシーで約5分（約1,000円）、新松田駅からはタクシーで約10分（約1,500円）かかります。栢山駅が近くですが、待ちタクシー数が少ないので、東京新宿方面から小田急線を利用する場合は新松田駅のほうが、タクシー数が多く便利です。

帰りはタクシー呼び出しの専用電話が医院に備え付けてありますのでご利用ください。栢山駅からは徒歩で約20分かかりますので足腰の弱い方にはお勧めできません。

最近私が一般向けに書いた本があります。「治らない腰痛を治す」という本で青灯社から出版されています（2019年）。以前講談社から出版された「たった5分間で9割の腰痛がよくなる本 ~AKA-博田法で、腰痛が消えた!」（2014年）という本もあります。（※Amazonのサイトへ飛びます。）

医療関係者向けには「仙腸関節機能障害（AKA-博田法による診断と治療）」（2014年）という本が南江堂という医学専門出版社から出版されています。

海外の医療関係者向けには「Principles of Manual Medicine for Sacroiliac Joint Dysfunction」（2019年）という本がSpringerという医学専門出版社から出版されています。

YouTubeで、講談社の作成したAKA-博田法の治療風景の動画がみられます。
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